希望の村の苗作りを全ボルネオに伝えたい

カリマンタン(インドネシア側ボルネオ)のすべてのローカルNGOをつなげよう!

 

 ラマンドーの山小屋でFNPFのバスキと植林用冊子の話をした。実際に冊子を作るにあたり、他のNGOにも参加し、協力体制を作りたいとウータンでは考えている。

 

 バスキも同様の意見で、たくさんのNGO、特にローカルNGOに声をかけるべきだという。バスキがいうには、インドネシアにはたくさんのローカルNGOがあり、それぞれが独自にプログラムを持って活動している。それらのプログラムには似たようなところがあるので、もしこれらのプログラムを紹介しあったり、意見交換ができれば非常に有意義だろうと。これは、ウータンとしても同じ意見で、西岡事務局長もたくさんのNGOがまきこめれば面白いと言っていた。


バスキがあげてくれたカリマンタン(ボルネオ島インドネシア側)のNGOだけでざっと7つ。

 

WALHI(地球の友・インドネシア)、Bebsic(調査専門、東カリ)、Diantama(コミュニティーディベロップメント)、Pancurkasih(コミュニティーディベロップメ ント、西カリマンタンで一番古い)、Riak bumin(西カリのダヌンスタル国立公園、NuraniPerempuon(コミュニティーディベロップメントやジェンダー)Yayorin(環境教育、中カリ)

すべてにすばらしいメンバーがいる、と。 


 WWFなどとも知り合いだが、WWFはいつもワークショップばかりしているという。大企業や政府相手にお金がかせげるのだ。やはり、面白いのはローカルのNGOらしい。つねに草の根活動であ る。彼らは現地の村とともにある。とにかくフットワークが軽い。

バスキの奥さんはかつてNGOと働くことも多く、ユニセフのブックレット作りにも協力していた。WALHI(地球の友インドネシア)のメン バーとも知り合いだという。

 

 バスキはボゴールでのミッションがすべて終わったあと、これらのNGOにコンタクトを取り、ウータンに 連絡を取るようにつたえてくれると約束してくれた。

 

 もし、ボルネオ島インドネシア側のすべてのローカルNGOがウータンのこの計画によってつ ながり、アイデアを交換しあい、さらなる発展をしていけばこれはすばらしいことだ。ローカルNGOはそれぞれが、バスキのような面白い人間の集まりだという。少 ない資金で精一杯の活動をしている彼らには、なかなか集まる機会がないが、ここをつなげられるのが日本のウータンのようなNGOに求められるかもしれな い。(Issy)